1年で事故やけが12%経験 介護労働者、暴言等も3割
過去1年間で業務中にけがをしたり事故に遭ったことがある介護労働者は全体の12%に上ることが20日、厚生労働省所管の財団法人「介護労働安定センター」の調査で分かった。
利用者から暴言や暴力、セクハラ(性的嫌がらせ)を受けた人も30%に上っているが、相談できる窓口があるとした回答は63%にとどまった。
調査は昨年9-10月、特別養護老人ホームなどの施設職員や訪問介護現場などで働くホームヘルパーらを対象に実施、2万9124人から回答を得た。
「けがや事故を経験した」人の内訳は、入所施設が18%と高く、通所施設13%、訪問系8%だった。
「事故になりかけた」ヒヤリ・ハットは全体で50%。施設で高く訪問系は低い。
暴言やセクハラの内訳は、暴言が16%、暴力、セクハラがそれぞれ7%だった。このほか「利用者や家族の誤解・無理解で不愉快な思いをした」が20%、ひぼう中傷を受けたが12%、盗難のぬれぎぬも3%あった。
暴力や暴言・セクハラについての記述もありますが、今回は怪我や事故について。
個人的には、介護の業務を通して怪我をしたという経験は、いまのところありません。
まぁ、ホームヘルプで自転車で訪問するときの移動中に乗用車にはねられたことはありますが。。。
施設で高く、訪問で低い事故や怪我。
介護という行為自体にに事故や怪我のリスクが高いわけではなく、
施設という環境に問題があるのではないでしょうか。
施設の介護は、360度が利用者の世界に対して、訪問というのは一対一という環境の違いによる注意力の問題。
訪問も時間に追われているのはもちろんですが、施設は時間に追われるという感覚が途切れることがないことでおこる精神的なあせりや注意不足。
いろんな問題はあると思いますが、
介護労働が危険であるという論調にはあまり賛同できません。
自分の体をいかにケアするか、
ボディメカニクスに精通しているか、
自分と利用者の体に負担をかけないよう介護技術を磨いているか(キネステティクの習得など)。
まずは自分にできることから。
大切な自分と、大事な利用者さんの体です。
最近のコメント