介護労働者の離職率21%、3年未満が8割も

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介護労働者の離職率21%、3年未満が8割も

 介護労働者の年間離職率が21%に上り、全産業の平均(16%)に比べて高いことが、厚生労働省の関連団体「介護労働安定センター」の調査で、9日わかった。

 同省は、入浴の介助や夜間勤務など、肉体的負担が大きいことが主な理由と見ている。

 調査は、2003年12月から1年間、介護労働者約1万5000人について、事業所を対象に実施。施設などで正社員として働く介護労働者の16・8%、非正社員だと23%が離職したことが分かった。離職率は、他業種と比べると、飲食店・宿泊業(33・3%)よりは低いが、たとえ正社員でも、非正社員を含む建設業全体(13・9%)などに比べて高かった。

 このほか、離職者の勤続年数は、1年未満が46・5%、1~2年未満が21・7%、2~3年未満が12・8%で、約8割が3年未満で離職している実態も判明した。

 調査結果を受け、厚労省は来年度、介護労働者の雇用管理改善に乗り出す方針を決めた。具体的には、医師による健康相談や、雇用管理改善費用の助成などを行う予定。

この記事とあわせて、こちらのブログをご覧ください。

書店「厭な小径」:介護労働者の離職率21%、3年未満が8割も
こちらのブログの記事を紹介していただいています。

異常な離職率の高さ、
介護労働者にとって、良い職場とはいったいどんなものでしょうか。

また、
このニュースでは、離職率の高さの理由について、こう述べています。

 同省は、入浴の介助や夜間勤務など、肉体的負担が大きいことが主な理由と見ている。

本当か?本当にそれが主な理由か?
肉体的な負担が大きい仕事は他にいくらでもある。
夜勤も入浴もやってたし、重度の施設なので移動はほとんど全介助の移送の職場ですが、
それでも、ク○ネコヤマトのベースで仕分けをやっていたときに比べたら、
肉体的な負担だなんて、正直、冗談にしか思えない。

肉体的な負担が大きい仕事なので、離職率が高いのは仕方がない、という見解なのだろうか。
そうじゃないでしょ。

ひとついえることは、職場に「魅力」を感じる労働者が少ないこと。
労働者が魅力を感じることの出来ない場所が、
そこで生活する人や、そこに集まる人たちに魅力を感じさせることなんてできないでしょ。
職員の自己満足ではなく、魅力があって誇れる職場にしていかなければいけないはず。

先に紹介したブログで引用されていた

「朝起きて、走ってでも行きたいと思える職場」

がそれなんでしょうね。
自分もいつか職場をそう感じられるようになるのでしょうか。。。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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