長崎のグループホームで火災、6人死亡1人重体
8日午前2時20分ごろ、長崎県大村市陰平町、高齢者介護施設のグループホーム「やすらぎの里さくら館」から出火、鉄筋コンクリート平屋(一部木造)の同ホーム約280平方メートルを全焼し、焼け跡から入所者9人のうち前田テルさん(88)、山口秋子さん(82)、太田ミツ子さん(81)、三根昭子さん(74)、井手美恵子さん(69)の5人が焼死体で見つかった。
残る4人は市内の病院に搬送されたが、一酸化炭素中毒で神野貢さん(92)が死亡、大久保和子さん(72)は意識不明の重体。皆木トシさん(82)と山口ユキエさん(91)はやけどなどで数週間の入院が必要という。
県警大村署などの調べによると、居間や食事室付近の燃え方が特に激しく、火元とみられる。
施設はオール電化で、火の気が少なかった。施設内は禁煙だが、入所者の中には喫煙者がいて、施設長の渕綾美さん(38)が注意することもあったという。山崎俊之・大村消防署長は「たばこの火の不始末の可能性もある」と話しており、両署は出火原因を調べている。
なんとも痛ましい事件ですね。
小規模の生活集団であるグループホーム。
そのため、防災のための備えや危機管理の徹底は難しい課題のひとつとも思われます。
職員の配置体制にも限りがあり、
夜間は一人体制のグループホームがほとんどです。
防災訓練の実施が徹底されていないところも多いと思われます。
このように、防災訓練を行っているグループホームもありますが。
グループホームといえばこちらのブログですが、
さっそくニュースが掲載されているようです。
認知症(痴呆)ケアの切り札グループホーム
今回の火災、原因は何か、防げなかったのか、
具体的な情報などはこれから明らかになっていくことでしょう。
こういった施設・住居での火災の原因のうち、大半は「放火」なんだそうです。
が、リビングでの被害が激しかったということで、
職員がどのような状況だったのかの情報も待たれるところです。
空気が乾燥しやすく、火災の多い季節です。
こういった事故が繰り返されないよう、防災意識をしっかりと持ちましょう。
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