老人ホーム:無届け全国625件 毎日新聞調査
千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で入所者への虐待の疑いが持たれている問題で、毎日新聞は20日、全国47都道府県に緊急調査を実施した。その結果、34道府県が実態調査して計625件の無届け施設を把握していたことが判明。しかし、その後の指導で届け出ていたのは、うち243件にとどまることが分かった。さらに問題の施設のように若年の障害者も入居している場合、「老人ホーム」とみなすかどうかで判断がばらついている現状も浮かんだ。
34道府県の多くは昨年4月の改正老人福祉法施行で定義が拡大されたのを機に、市町村を通じて調査していた。残る13都県は調査していない理由について、「定義が難しく、調査の手法も見当がつかない」(福岡県)、「無届け施設があるかどうかも分からない」(秋田県)などと説明している。
先日お伝えした、ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)問題で、無届の老人ホーム問題がクローズアップされています。
規制が緩和され、さまざまな事業主体が高齢者の生活の場を提供しています。
行政も把握できずに、無届けの施設も増えているようです。
ただ、こういった報道が、
無届け=質の低い施設という印象を強めてしまう可能性は強いです。
ケアの質は施設の規模や事業主体などには関係なく、入所者への虐待が起きるのもまた然り、です。
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