「介護放棄」で61歳女性が衰弱死 夫ら3人を書類送検
重度のリウマチを患って自宅で寝たきりの女性(当時61)を介護せずに放置し、昨年9月に衰弱死させたとして、大阪府警は22日、大阪市城東区の食品会社経営の夫(64)と同居する会社員の長男(38)、近くに住む食品会社事務員の長女(40)の3人を保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検した。女性は死亡時、極度にやせ、床ずれで上半身の骨の一部が露出していたという。府警は夫らが十分な食事を与えず、治療を受けさせなかった結果、女性が死亡したと判断した。介護をめぐり、同居家族らの刑事責任が問われるのは異例だ。
捜査1課と城東署の調べでは、夫ら3人は、寝たきり状態だった女性を05年夏以降、十分に介護せず自宅3階の自室に放置し、昨年9月に死亡させた疑い。3人は「病院に連れて行けばよかった」などと、容疑を大筋で認めているという。
女性は昨年8月7日に自室のベッドから転落しているのを家族が見つけ、救急搬送された。女性は救急隊員に「家族に捨てられた」と訴え、9月14日に死亡。体重が約35キロまで減り、床ずれで肩や背中の骨の一部が露出していた。死因は栄養失調による衰弱死だった。病院が警察に通報した。
先日紹介した記事とも関連する部分がありますが、
いったい、介護者の「責任」とは何でしょう。
介護の責任を社会が担うという理念が介護保険であるならば、
この事件における責任の所在を家族だけに負わせるというのは間違っているのかもしれません。
介護を拒否していた、などの供述の真偽など、まだ見えてこない部分があるので、
今の段階ではなんとも言えませんね。。。
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