こんな記事。
世界の認知症患者が急増
イギリスにある、ロンドン王立大学精神医学研究所のマーチンJ プリンス教授が、国際アルツハイマー病協会の協力を得て調査したところによれば、60歳以上の認知症の患者数は、現在の2430万人に対し、2020年に 4230万人に、2040年には8110万人になる見込みであると推計しています。論文は、イギリスの医学雑誌『THE LANCET』に掲載されており、『長谷川式簡易知能評価スケール』でも有名な認知症介護研究・研修東京センターの長谷川和夫所長も共同執筆されています。
このうち途上国が71.2%を占め、特に、中国、インド、南アジアでの増加が著明で、中国では、現在の598万人に対し、2040年には2240万人になると予想されています。国際アルツハイマー病協会のリード議長は「私たちは時限爆弾に直面している」と語り、イギリス・アルツハイマー病協会のハント事務局長は「認知症は世界的に重大な健康問題と捉えなければならない」と語っています。
2020年には、世界で認知症の方がおよそ倍増といっていいくらい増えていることになります。
そうそう先の話ではありません。
その20年後にはさらにその倍。その中に、自分が入っている可能性もあるわけですね。
日本でも、認知症ケアの専門性の必要が強く求められるようになったのもまだまだ最近の話。
認知症ケアの専門職、専門トレーニングが注目されています。
ますます重要性を増す認知症ケアを支える人材が地域にたくさん育つことを期待したいですね。
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