ノロウイルス:全国で大流行 患者数が最高を記録
ノロウイルスが主な原因となって、下痢や嘔吐(おうと)などを起こす感染性胃腸炎が大流行している。国立感染症研究所が全国約3000カ所の小児科で実施している定点調査では、11月20~26日の患者報告数が1地点当たり19.8人となり、81年の調査開始以来最高を記録した。発症のピークは例年、12月中旬から下旬にかけてで、今後さらに増える可能性が高い。厚生労働省は手洗いの励行など予防措置の徹底を呼びかけている。
感染研によると、感染性胃腸炎の患者数が例年より増え始めたのは10月上旬から。西日本を中心に流行が始まり、中部や関東地方にも拡大した。10月下旬からは昨年同時期の2倍を超えている。
ノロウイルスは、生ガキなど加熱が不十分な貝類を食べることで感染するほか、患者の便や吐しゃ物から二次感染する。
11月26日までの1週間で1地点当たりの患者数が多かった都道府県は、富山(42.4人)▽群馬(33.8人)▽三重(33.5人)▽福井(33.2人)▽宮崎(32.7人)など。通常は1~2日で症状が治まるが、大阪や奈良では高齢者が死亡するケースも出た。
厚労省は、食前や患者の便などを処理した後の手洗いの徹底や、食品の十分な加熱などを呼びかけている。
例年に比べてピークが早かったのか、それとも、これからまだ被害が拡大するのか。
先日、奈良県で死者を含めてノロウイルス感染のニュースが多発していると伝えましたが、
西日本だけではなく、患者数では富山、福井などの北陸地方にも多いようです。
海の幸が豊富だということで、食生活の違いという影響もあるんでしょうね。
この年末に向けて、ナマモノには細心の注意を払う必要がありそうですね。
もちろん、排泄物の処理も確実に。
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