資格取得をより厳しく 介護、社会福祉士
社会保障審議会福祉部会は4日、介護福祉士と社会福祉士の資格取得をめぐり、専門学校などでの授業時間を増やすなど、条件をより厳格にするのが適当だとする意見書案をまとめた。増加する認知症などに対応できる介護能力を持った介護福祉士を育成。また、高齢者の権利擁護や虐待問題などに取り組める高い実践力を持った社会福祉士を養成するのが狙い。
意見書案によると、介護福祉士の資格取得は、これまで専門学校などの養成機関で一定期間学んだ場合は国家試験を受けなくても資格を得ることができたが、今後は国家試験に一本化。受験の条件として、高校の福祉科などの場合、必要な授業・実習時間を現行より約600時間増やす。3年以上の実務経験を持つ人も新たに専門学校などで600時間の授業・実習を受けることを義務付ける。
厚生労働省は来年の通常国会に改正法案を出し、早ければ2009年度から実施したい考え。
いよいよ本格的に決まっていきそうですね。
介護の質の向上の為に、現行のカリキュラムで十分かといえば、まだまだ足りていない部分は多いでしょうし、
認知症ケアや吸引などの医療的ケアも含めて、
介護福祉士に求められるスキルも幅広くなっていることを考えると、
時間数の増加も納得できる部分はあります。
ただ、介護の仕事を志す人が急激に減りつつある現状で、
介護の基礎資格を介護福祉士とした以上、
介護に携わるマンパワーの確保という大きな問題があると思います。
本気で外国人労働者が介護労働の大半を占めるようになることを期待しているわけではないと思いつつも。。。
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