介護福祉士の新養成カリキュラム案提示
厚生労働省は二十日、社会保障審議会福祉部会(部会長=岩田正美日本女子大学教授)に、介護福祉士の新養成カリキュラム案を提示した。
新カリキュラムは現行の1650時間を150時間上回る最低1800時間以上。科目や教育内容についても、実際に介護現場で求められている業務に対応した内容とするため、「介護技術」と「こころとからだのしくみ」の科目を新設し、介護計画の立案からサービス提供までの一連のプロセス、介護技術の根拠となる医学的知識などの習得を大幅に強化する内容だ。
厚労省は、来年の通常国会で介護福祉士法を改正し、国家試験の受験を全員に義務付ける。従来は三年以上の実務経験で受験資格を得られたが、養成施設での一定の教育を受けることを国家試験の受験要件とする方針で、その受講時間は600時間とした。
また、改正介護保険で今年度から始まった介護職員基礎研修の修了者には二年の実務経験で受験資格が得られるようにするが、新カリキュラムの内容を踏まえ、基礎研修のカリキュラムも見直す必要があると提起している。
検討されてきた介護福祉士の養成カリキュラムの案が発表された模様です。
これはあくまで、案なのですが、
実務経験を3年間積んでも、600時間の講習を受講することが義務付けられそうです。
介護職員基礎研修のカリキュラムに関しても同じように問題に上っていますが、
受講費用なんて事業所側で負担なんてしないでしょうし、
600時間というかなり大きな時間を受講しなければいけないわけで、
受講する人の経済的な保障は、それに現場はどうなるの?
ちなみに、1日8時間の受講をするとして、600時間つったら75日分です。
週5日受講するとして、15週。
なんと、一年のおよそ三分の一近くかかるわけです。
って、生活できないじゃない、これ。
本当に介護福祉士を基礎資格にするつもりがあるのかどうか。
そう考えると、専門学校などの介護福祉士養成施設で資格を取得するのもそう遠回りでもなさそうですね。
まぁ、一番の近道は、カリキュラムの改正前に介護福祉士の資格を取ることですね・・・。
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