朝食前のインスリン注射、医療行為という壁。

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老人ホームの無資格職員が医療行為 宮城県が改善命令

 全国に有料老人ホームを展開する「ベストライフ」(本社・東京)が仙台市内で運営するホームで、糖尿病患者に対するインスリン注射などの医療行為を介護職員が無資格で行っていたとして、宮城県から改善命令を受けていたことが分かった。専門家は「医療の専門知識がない人間では緊急時に対応できない」と危険性を指摘する。
 無資格の医療行為が行われていたのは、仙台市内にある「ベストライフ仙台」(泉区)、「同仙台西」(青葉区)、「同仙台南」(太白区)の3施設。
 医師法や保健師助産師看護師法などによると、医療行為を業務として行えるのは、厚生労働省の通知などで示された行為を除いて、原則として医師または医師の指示を受けた看護師などに限定されている。糖尿病患者本人や家族は、医師や看護師からインスリンの取り扱い方や注射器の使い方などの詳細な指導を受けてインスリン注射を行っている。
 県長寿社会政策課によると、05年12月に無資格の医療行為について県に連絡が入った。施設に立ち入り調査したところ、3施設で6人に対して介護職員がインスリンの注射などの医療行為を行っていたことが判明した。施設長らは「朝食前など看護師が不在の時間帯に、家族の一員との認識で、やむにやまれずやった」と説明したという。
 県は同月、介護職員による医療行為の即時中止と、看護職員の勤務体制の変更などを求める改善命令を出した。恒常性、悪質性は低いと判断し、刑事告発は見送った。
 同社は「他の施設では行っていない。今は勤務体制などを整え、適切に行っている」と説明している。

きっと高齢の施設で働いている方にとっては非常に切実な問題なのではないでしょうか。
インスリンの注射って、朝食前なんですよ。
それを看護職がやらなければいけないとなると、看護職が早めの出勤をしなければいけない。
けれど、施設の看護職員なんてやっぱり手薄なのが常で、
一日に一人しか配置できない場合もあるのに、このインスリン注射の為に、
無理矢理看護職にその時間だけ出勤してもらったり、早めの出勤で残業をつけたり、
まぁ、やり方は施設によって違うとは思いますが。
かといって、そのために朝食の時間を遅らせるだのなんだのという生活の質を下げることがあってはならないわけで。


で、思うんですけど、
やってる施設って、ここだけではない気がするんですけど、
思い当たるある方はぜひ挙手を。。。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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1 個のコメント

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