帯広の特養 職員、無資格で医療行為 腹部にカテーテル挿入
帯広市の社会福祉法人「普仁(ふじ)会」が運営する特別養護老人ホーム「愛仁(あいじ)園」(松原光利施設長、帯広市南町南六線)で、口から食事ができない入所者八人に対し、流動食を送り込むために腹部に開けた小さな穴に管(カテーテル)を出し入れする医療行為を、無資格の介護職員が二○○三年ごろから行っていたことが、十六日までに分かった。
道は今月十日の特別監査でこの事実を把握、「消毒がきちっとされていないと、死につながる危険がある」として直ちに中止するよう指導した。近く文書で正式に行政指導する。道は「少なくともここ数年、こうした指導をした例は道内ではない」としている。
道や同園によると、同園には五人の看護師が勤務していたが、看護師が出勤前の朝食時に、現在四十一人いる介護職員の大半が、通常業務の一環としてカテーテルの出し入れをしていた。松原施設長は「医師法違反と分かっていたが、看護師が足りなくてやっていた。消毒はしっかりしており、これまで医療事故は起きていないが、入所者や家族に迷惑をかけた」と話す。道の指導後は看護師が行っているという。
特養も、以前とは違い、医療的なニーズの高い方が増えてきました。
けれど、それに対して、現在の介護や看護のスタッフの配置基準というものは、
実情に合わないものになってきているのではないでしょうか。
そして、介護施設の多くは看護職員が不足しているのもまた事実。
看護スタッフにとって、特養などの介護施設が、
待遇以上に魅力ある職場と思ってもらえるような場所になるといいのですが。。。
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