「調子はどない?」「何でやねん!」関西弁の介護人形開発 枚方の業者、認知症予防や徘徊軽減へ
大阪府枚方市の介護用品販売会社が、関西弁を話す女の子の人形を開発した。認知症予防や徘徊(はいかい)軽減が目的で、話しかけると「調子はどない?」と応答するほか、「何でやねん!」と突っ込みも。今月から東日本大震災の被災地や介護施設などを訪問するボランティアに無償で貸し出す。
開発したのは枚方市で介護関連事業を手がけ、産婦人科病院を運営する「洛元」。会長の成本倖子(さちこ)さん(55)が15年飼っていたミニチュアダックスフントが昨年死に、ペットロス症候群に悩んだのが開発のきっかけで、「年配の方が孫を抱っこしたときの感触がよみがえる人形を作れないか」と思い立った。
人形はシリコーン製で柔らかく、話すたびに目と口が動く。成本さんが関西のタレントスクールを回って約200人の子役の肉声を聞いた上で、大阪市在住の5歳の女児の声に決めた。
人形が話す言葉は約150種類。すべて関西弁のイントネーションで、「こんにちは」などのあいさつや、話しかける言葉に応じて「何があったん?」「うれしいね」「聞かせて」などと応じるほか、童謡の「どんぐりころころ」「春の小川」「さくら」など15曲も歌えるといい、成本さんは「認知症予防や徘徊軽減を期待できる」と話す。
東北地方や各地の介護施設などを訪問しているボランティア向けに約100体を無償で貸し出すほか、今月中旬からは一般販売(2万9800円)も予定している。
日本という国は狭い国土ながらも南北に長く、地域性も非常に豊かです。
言語も発音も地域性が強いですし、地域にあった認知症予防プログラムが必要ですよね。
回想法でも、限定された地域の中では、
いついつに天皇が来たという話だとか、近所に動物園ができたという話だとか、
ひょっとしたらそういった地域に根付いた話題の方がインパクト強く残っていて、会話の引き出しも広がるのかもしれません。
関西弁なのであれば、「調子はどない?」と聞くよりも「もうかりまっか?」の方がしっくりきそうなのは関東人の偏見でしょうか。
乗りツッコミモードとかあって、人形相手に漫才が出来たりすると、
ひとりでも会話のリズム・テンポも鍛えられますから、認知症予防には効果が期待ができますよね。
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