介護報酬単価が決定!どうなる2015年報酬改定【通所編】

報酬単価決定(デイサービス編)
報酬単価決定(デイサービス編)

さて、今回の報酬改定で最も注目を集めていた通所介護ですが、
見たら凍りつく人もいるかもしれません。覚悟を決めて見てください。

基本報酬の見直し

小規模型通所介護(7時間以上9時間未満の場合)

 要介護1 815単位/日   ⇒ 735単位/日
 要介護2 958単位/日   ⇒ 868単位/日
 要介護3 1,108単位/日 ⇒ 1,006単位/日
 要介護4 1,257単位/日 ⇒ 1,144単位/日
 要介護5 1,405単位/日 ⇒ 1,281単位/日

通常規模型通所介護(7時間以上9時間未満の場合)

 要介護1 695単位/日   ⇒ 656単位/日
 要介護2 817単位/日   ⇒ 775単位/日
 要介護3 944単位/日   ⇒ 898単位/日
 要介護4 1,071単位/日 ⇒ 1,021単位/日
 要介護5 1,197単位/日 ⇒ 1,144単位/日

大規模型通所介護(Ⅰ)(7時間以上9時間未満の場合)

 要介護1 683単位/日   ⇒ 645単位/日
 要介護2 803単位/日   ⇒ 762単位/日
 要介護3 928単位/日   ⇒ 883単位/日
 要介護4 1,053単位/日 ⇒ 1,004単位/日
 要介護5 1,177単位/日 ⇒ 1,125単位/日

大規模型通所介護費(Ⅱ)(7時間以上9時間未満の場合)

 要介護1 665単位/日   ⇒ 628単位/日
 要介護2 782単位/日   ⇒ 742単位/日
 要介護3 904単位/日   ⇒ 859単位/日
 要介護4 1,025単位/日 ⇒ 977単位/日
 要介護5 1,146単位/日 ⇒ 1,095単位/日

いわゆる小規模デイでは7~9時間で要介護1を例にとってみても、
815単位から735単位になんと80単位もマイナス。
要介護5だったら124単位も減らされてしまいます。

たとえば、要介護5の利用者一人が週3回(月12回)利用していたとします。
一回あたり124単位のマイナスなので、1ヵ月で1488単位のマイナス、地域加算がなければ一人当たり月14,880円の減収です。
これはどう考えても厳しいですよね。
これで職員の待遇改善できるかって、はっきり言って無理な話じゃないですかね。

いくつか加算が創設されていますが、
送迎時の居宅での介助の支援という項目が加えられていて、これを通所サービスの所要時間に含めることが出来るということなので、
これを狙う事業所は多くなるかもしれませんね。
ヘルパー事業所が身体介護でデイの送り出しお迎えをすることよりも、報酬の削減ができるという目論見なのでしょうね。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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