高齢者向け共同住宅で男性殺害か、妻は行方不明
26日午前7時20分頃、北海道北広島市新富町西2にある介護福祉サービス会社が運営する共同住宅「喜望の杜」で、無職菅原正夫さん(73)が頭から血を流して倒れているのを男性職員が発見、119番した。
菅原さんは病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。傷や現場の状況から何者かに殺害された可能性が高いとみて、道警札幌厚別署は殺人事件として捜査を始めた。
発表によると、現場は高齢者らが入居する下宿形式の共同住宅。午前7時の朝食の時間になって菅原さんが姿を見せなかったため、職員が2階にある個室内を確認したところ、布団の上で菅原さんがうつぶせ状態で倒れていた。室内に荒らされた形跡はなかった。
菅原さんは70歳代の妻と21日から10日間の予定で同部屋に入居。介護福祉サービス会社によると、2人は別の施設へ移る過程で共同住宅を利用していた。
同署は、事件後に行方不明となっている妻が何らかの事情を知っているとみて、行方を捜している。妻は周囲に「介護で疲れている」などと漏らしていたという。
下宿形式の共同住宅ということなので、サービス付き高齢者住宅ともまた違うタイプの共同住宅のようです。
事業者ではデイサービスなども運営しているのですが、
ホームページの情報などを見ると、高齢者向けの住宅というわけではなく、多世代の利用ができるようですね。
別の記事を見ると、
最後に見たのが前日の午後6時、発見が朝7時過ぎということで、12時間以上も空白の時間があり、
同居の女性はその間に誰にも見られずに逃走しているということになります。
介護が必要な高齢者の受け入れもできて、外出なども自由な環境というメリットもありますが、
介護疲れがある中で、こういった施設を利用しても、
結局介護負担は妻に重くのしかかるだけで、助けを求める人もいない中、
今回のような事件が起きてしまったのではないでしょうか。
入所待ちをする間に利用する施設として、
もっと適切な選択肢がなかったのでしょうか。
そして、その場所が現在行方をくらましている妻が求めていた環境だったのでしょうか。
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