大雪の深い爪痕。非常時の想定と準備の必要について。

介護福祉ブログコミュニティ

関東地方に襲い掛かった豪雪が様々な影響をもたらしています。
介護事業所の方は今日は総出で雪かきをしたというところも多かったのではないでしょうか。

また、いまだに孤立している地域もあり、取り残される高齢者も多く、
健康面などへの影響も懸念されています。

小山で高齢者55人孤立 県内残る雪の傷痕 静岡

 14日から15日にかけて関東甲信に記録的な大雪が降った影響で、県内は17日になっても小山町須走地区で積雪による孤立状態が続き、自衛隊による除雪作業が行われている。また、新東名高速道路も一部通行止めが続くなど交通の乱れが解消されていない。

 ■自衛隊投入

 多いところで1メートルを超す積雪を記録した小山町須走地区では、幹線道路がふさがれたため、一時約3千人が孤立した。町役場によると、孤立状態になったのは小山町西部の須走地区にある4地区で、午後2時現在も48世帯55人の高齢者が孤立している。電話で55人全員の安否確認は取れているという。

 県は16日午前10時に、災害派遣を自衛隊に要請。これまでに富士駐屯地などの陸上自衛隊員計約350人が投入され、夜を徹して除雪作業にあたっている。

また、こんな事故も報告されています。

雪でスリップ…正面衝突で高齢の2人死亡 石川、介護施設の車

 8日午前9時25分ごろ、石川県小松市東山町の国道で、高齢者を乗せた介護施設の軽乗用車と同市瀬領町、パート店員、瀬川佳代さん(27)の軽乗用車が正面衝突した。

 小松署によると、介護施設の車に乗っていた同市希望丘、村口政子さん(90)と能美市末信町、小西清子さん(88)が胸などを強く打ち死亡、運転していた介護士の女性(23)と瀬川さんがけがをした。

 小松署によると、現場は片側1車線の緩やかなカーブ。路面は雪の影響でぬれていた。現場の状況などから瀬川さんの車がスリップして対向車線にはみ出したとみて調べている。介護施設の車は、村口さんと小西さんがデイケアサービスを利用するため送迎中だった。

こういった自然災害や非常事態に、事業を行うべきかどうか、判断を迫られる場面に
きちんと決断をするための判断基準があるか、マニュアルがあるかということも重要ですね。
事業を休止にするのであれば、利用者への代替サービスなどが可能なのか、安否確認などが必要かどうかなど、
平常時から準備をしておくことも重要です。
ただ、自然災害時・緊急時などのマニュアルがあっても
今回も眠ったままになっていた事業所も多かったのではないでしょうか・・・。

記事編集・監修

 

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクト

居宅介護支援事業所管理者・地域包括支援センター職員・障碍者施設相談員など相談業務を行う。

現在はキャリアを生かした介護に関するライティングや介護業界に特化したウェブ制作業を行う。

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