介護に疲れハンマーで…夫殺害容疑の75歳逮捕
横浜市港北区の住宅で21日、高齢夫婦が倒れているのが見つかり、夫の大戸勇二さん(79)が死亡した事件で、港北署は22日、妻の邦子容疑者(75)を殺人容疑で逮捕した。
発表によると、邦子容疑者は21日午前8時20分~午後4時10分頃、自宅で、大戸さんを殺害した疑い。邦子容疑者は「夫の介護に疲れ、ハンマーで殴って殺した」と供述しているという。大戸さんの部屋から見つかった金づちには、血痕とみられる付着物があり、同署で裏付け捜査を進めている。
同署が家族から聞き取ったところ、大戸さんは2、3年前から認知症を患っていたという。
これまでも家族の介護に疲れて、という家庭内殺人という事例はありましたが、
この事件では凶器にハンマーが使われています。
普通の感覚で考えると、家族をハンマーで殺害するとしたら、相当な力をかけていることにもなりますので、
怒りであったり、憎悪であったり、それだけの殺意があったということが推測されます。
別の記事ではこう書かれています。
同署によると、血痕とみられるものが付着したハンマーが2階寝室で見つかった。男性の頭部には複数の打撲痕があり、同署は同容疑者が介護疲れで夫を複数回殴って殺害したとみて、23日に司法解剖して死因を特定する。
こういった事件を防ぐことは出来なかったのか。
実は同じ横浜市内では先月にもネグレクトによるものと思われる認知症高齢者の死亡があったばかりでした。
横浜で高齢女性の変死体 長女「介護に疲れた」
あってはならないことですが、こういった事件が全国で相次ぐ中で、
次第に世間の関心や行政・介護関係者の危機感が薄れていってしまうことが心配です。
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